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アイギスを待っている。 

2006年07月30日 ()
高速教習の先攻学科を受講し、教官の事故話に恐怖し今から不安になっている二十六ですごきげんよう。キックダウン怖いキックダウン怖い。

という訳で高速道路なんて滅多に行かないのですが、丁度花火に行く時高速乗ると思うんで助手席で合流をガン見しようと思いますのでよろしく黒猫。

ペルソナ3の音楽がとってもカコイイのでサントラを出かけたついでに置いてるかなぁ、くらいの気持ちで見に行ったのですが置いてなかった……まぁ、ゲームのサントラですしね、しかるべき場所に行かないとないですよね……仕方ない、西口に行くか。

今日、(横浜市)本牧まで脚を伸ばしたんですけどそしたらお馬流しの告知が出ていてとてもノスタルジックな気分になりました。
あ、「お馬流し」って言うのは横浜市中区本牧地区の県指定無形民俗文化財になっている行事でローカルなこと極まりないんですけど昔この行事を行う本牧神社の近くに住んでたんで馴染みがあるんですね。
どんな行事かって言うと茅で作った「お馬」を人の頭の上を渡して海まで持って行き、船から海に流すっていう感じです(適当)。「お馬」を海に流すことで災厄から逃れるとか(「お馬」に災厄を載せていく)そういう意味があるそうなんですが、昔お馬を流すところまで見に行ったばーさまは退屈でしょうがなかったそうな……。
ちなみに「お馬」が戻ってくるのはとっても不吉らしく、「お馬」は六体流すんですけど昔一回だけ全部戻ってきたことがあったそうで。その次の月に関東大震災。いや、偶然の一致なのかなんなのか知らないけどちょっとびっくりです。


カフェの噂話を聞きました。
なんか話してくれる人、わざわざ噂話にタイトルまで付けてくれるんですけどどうも映画とかから取ってくるくさいですね。

まとめサイトはこちらです→

「HYSTERICAL CAFFE」 -Stairway To Heaven- 二十六-11


 パントリーの脇にある、よくよく注意しないとわからないくらい目立たない階段。地下の休憩室に通じるその階段を従業員達は時に石の様に重い足取りで、時に羽の様に軽やかに降りていく。
 そして今その階段をまさに降りようとしているアシスタントコックの足取りはというと……
「オーナー、一体どんな目に遭……」
 興味半分恐怖半分。
 ウェイターのあまりにも強引な、でもこれ以上ないってくらい効率的な方法で休憩室に連行されたオーナーの行く末をまだ誰も知らない(ウェイターを除く)。階段を降りる前にウェイターにちらっと聞いてみたけれど
「寝てるんじゃね?」
 というあまりにも素っ気無い答えしか返ってこなかった。
「はぁ……」
 オーナーがどうなったのか見たいけど少し怖い。でもパウンドケーキのことをオーナーに聞かなければいけない。そうこうしてるうちに階段は途切れる。そして一歩踏み出した先の左手に休憩室のドアはあった。
 コンコン
 ノックしてみても返事はない。
「オーナー?」
「……ん」
 微かに呻くような声がドアの向こうから聞こえる。
「入りますよー」
 また呻くような声が聞こえた。一呼吸置いて真鍮製のドアノブを回す。
「失礼しまーす……」
 ドアを静かに閉めて部屋をぐるりと見回してみる。
 部屋の中央に置かれた少し古ぼけたソファ。
 地上デジタル対応ではない21インチの液晶テレビ。
 複数の「誰か」が長い時間をかけて築いた書庫。
 黒い天板のセンターテーブル。
 入ってすぐの一角には小さいながらもトイレとユニットバスが付いている。休憩時間内であれば誰が使っても構わない。掃除は当番制だ。
「オーナー?」
「……んん?」
 オーナーはソファに身体を横たえていた……というよりは倒れこんでそのまま、という体勢で寝ていた様だった。ユニットバスのドアの前に置かれた脱衣籠には濡れたままのコックコートがぐしゃっと打ち入れられている。
「あー、アシスタント……」
 だんだん目が覚めてきたらしいオーナーは手探りで眼鏡を探した。丁寧にテーブルの上に置かれていた眼鏡はすぐに探し当てられ、オーナーの顔の上に戻る。
「……オレンジアイスティー」
「は?」
「オレンジアイスティー飲みたい」
 アッシュブラウンの髪の毛をぐしゃぐしゃと乱暴に掻き揚げて少し不機嫌そうなオーナーはオレンジアイスティーを所望の様だ。
「バリスタまだいるでしょ? オレンジアイスティー……」
 オーナーの眉間に皺が寄る。
「い、今持ってきます!!」
 下りてきた階段を駆け上がるアシスタントコック。そのままパントリーに駆け込んでバリスタを捕まえる。
「あ、オーナーどうだっ……」
「オ、オレンジアイスティー、ドゥエ!」
「え?」
「オーナーが飲みたいって」
「あ、そう、でもドゥエ(2)って……二つ?」
「オーナーが飲むんだから、一つで足りるわけないじゃんよ~」
「あ、そっか」
「早く早く~エスプレッソよりもエスプレッソで!」
 無駄にテンパっているアシスタントコックに急かされてバリスタが器用な指をフルに使い始める。
「そういう事言う余裕はあるんだな」
 トレンチを持ったウェイターがそんなアシスタントコックを鼻で笑った。
「言っちゃうんだもんしょうがないじゃんよ~」
「はいはい落ち着いて。出来たよ」
 いつものトールグラスではなく少し大きいタンブラーに二つ。
「おお、大盛りだ!」
「零さない様にね」
 バリスタに礼を言い、ウェイターに鼻で笑われてアシスタントコックは急いで再び階段を降りた。
「オーナー、アイスティー持ってきましたよー」
「ん、ありがと」
 オーナーはさっきとは打って変わってしゃっきりしている。顔を洗って髪には櫛を通したようだ。
「ん、美味い。言いたかないけどバリスタ腕上げたな」
 一息で半量を飲み干してオーナーは目を細めた。
「言ってあげればいいのに」
「アイツは褒めると舞い上がってミスが増えるから。褒めてたって言っておいてよ。それくらいが丁度良いから」
「そうですか」
「んー、それにしてもいつの間にか休憩室にいたような……」
 一つ目のアイスティーをすっかり飲み干し、二つ目に手を掛けたオーナーは首を捻った。
「え、覚えてないんですか?」
「んー、なんかウェイターに休憩室に連れてこられてコックコート脱がされてユニットバスに押し込まれたとこまで覚えてるんだけど……そういやシャツいつ脱いだんだろ……自分で脱いだ覚えがない……」
「あ、もう思い出さなくていいですよ、うん」
「いや、気になる……」
 流石に飲むペースが遅くなり、タンブラーが汗をかき始める。
「いや、それよりも!」
 思い出してはいけないことまで思い出そうとするオーナーをアシスタントコックは必死で止めた。
「パウンドケーキ!」
「パウンドケーキ?」
「あ、メモが読めなくなっちゃって、今日仕込むパウンドケーキがわかんなくなっちゃったんですよ」
「ああ、そうなの。今日はオレンジピールとレモンピールのヤツだよ」
 最後の一口を満足そうに飲むオーナー。思い出すのは止めたようだ。
「オレンジピールとレモンピールの、ですね」
「そうそう。あ、仕込み平気かな? そろそろ行った方がいい?」
「いや、ティータイムまでゆっくりしてて下さい。仕込みは平気ですので」
「そ」
 二つ目のタンブラーに入った氷をガリガリと噛んでオーナーは再びソファに寝転んだ。
「じゃ、お任せ~」
「ラジャ!」
 一仕事終えたアシスタントコックは大きく息を吐くと休憩室のドアに手を掛けた。
「あ、待って」
「へ?」
「これ……」
 寝転んだままタンブラーを指すオーナー。
「あ、下げますね」
「もう一杯、頼んできてよ。今度はバリスタに持ってこさせて」
「……ラジャ」
 ぱたん、とドアを閉めるとアシスタントコックは階段に脚を掛けた。
 この階段はホールへ、そして見慣れた厨房へとと続く階段。
 休憩室という安息所からキツいけど楽しい、店の表舞台への階段。
(オーナー……)
 オレンジアイスティーをバリスタに持って来させる様に指示したオーナーの顔は見なかった。
(直接言って上げる気になったのかな?)
 どうだろ?
 階段がもうすぐ終わる。階段の先にあるのは見慣れた店内。
 アシスタントコックは最後の一歩を左足で踏み出した。
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[2006.07.30(Sun) 23:19] [日々の出来事]小話有Trackback(0) | Comments(0)
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